猪熊さんに会いに行く 猪熊弦一郎展 @横須賀美術館
2022年 11月 2日 車窓から海が見えると、思わず小さく歓声を上げた。

洗濯物が冷たくなる前に必ず帰宅しようと心に決めて、横須賀美術館へ出かけた。
掃除もスキップ。 母の昼食を準備して午前9時半過ぎには家を出た。


出かけてよかった。 今回初めて猪熊さんのテキスタイルを見ることができた。
丸亀所蔵品だが、1度もお目にかかったことが無い。
猪熊弦一郎はマルチな才能の持ち主で、画家であり、デザイナーである。
私はやはり、猪熊さんが大好きなのだ。 作品を理解するのではなくて(出来ない)、ただただ好きなのだ。
具象の影がごっそりと抜け落ちる(猪熊さん言葉)前の作品で、「さくらんぼ」と言う肖像画作品と隣に並んだ「K君の肖像画」は、うっとりするくらいに綺麗で、しばらく、呆然と眺めてしまった。
あの有名な三越デパートの包装紙の模様(花開く)は、千葉の海辺の石ころが原型で、その漬物石のような石も陳列されていた。
海岸で見つけた石がインスピレーションになったらしい。
ふと思った。
私はこの石を海辺で見ても、何も感じることが出来ないな・・・
フランスの作家プルーストの言葉で、
「美は対象のうちにあるのではなくて、それを見つめる眼差しの方に存在する」
なんだか、猪熊さんはその言葉を地でいったような人だったのかもしれない。
大大好きな「対話彫刻」シリーズの作品も少ないが展示されていた。
禁煙に苦しんでいる時に作り始めたと書かれてあったが、買える物なら1つ買いたいぐらいだ。
向こうに見えるは、今は亡き観音崎ホテル



午後2時過ぎ、ぶらぶら散策しながらバス停に向かっていた。
後ろに大型車の気配を感じて振り向けば、乗るべきバスが。
何が何でもあれに乗らなきゃ・・・
走っちゃいけない、こんなところで、こけて骨折したらどうすんだい?と頭の中で考えたが、
溺れる人がよくやるように、両手をバタバタさせながら、夢中で走るおかしな婆さんの姿をバスの運転手さんは目撃したと思う。
午後3時半に無事に帰宅。
洗濯物を取り込んで、母と一緒にお茶を飲んだ。
楽しかった1日。

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洗濯物が冷たくなる前に必ず帰宅しようと心に決めて、横須賀美術館へ出かけた。
掃除もスキップ。 母の昼食を準備して午前9時半過ぎには家を出た。
出かけてよかった。 今回初めて猪熊さんのテキスタイルを見ることができた。
丸亀所蔵品だが、1度もお目にかかったことが無い。
猪熊弦一郎はマルチな才能の持ち主で、画家であり、デザイナーである。
私はやはり、猪熊さんが大好きなのだ。 作品を理解するのではなくて(出来ない)、ただただ好きなのだ。
具象の影がごっそりと抜け落ちる(猪熊さん言葉)前の作品で、「さくらんぼ」と言う肖像画作品と隣に並んだ「K君の肖像画」は、うっとりするくらいに綺麗で、しばらく、呆然と眺めてしまった。
あの有名な三越デパートの包装紙の模様(花開く)は、千葉の海辺の石ころが原型で、その漬物石のような石も陳列されていた。
海岸で見つけた石がインスピレーションになったらしい。
ふと思った。
私はこの石を海辺で見ても、何も感じることが出来ないな・・・
フランスの作家プルーストの言葉で、
「美は対象のうちにあるのではなくて、それを見つめる眼差しの方に存在する」
なんだか、猪熊さんはその言葉を地でいったような人だったのかもしれない。
大大好きな「対話彫刻」シリーズの作品も少ないが展示されていた。
禁煙に苦しんでいる時に作り始めたと書かれてあったが、買える物なら1つ買いたいぐらいだ。
向こうに見えるは、今は亡き観音崎ホテル
午後2時過ぎ、ぶらぶら散策しながらバス停に向かっていた。
後ろに大型車の気配を感じて振り向けば、乗るべきバスが。
何が何でもあれに乗らなきゃ・・・
走っちゃいけない、こんなところで、こけて骨折したらどうすんだい?と頭の中で考えたが、
溺れる人がよくやるように、両手をバタバタさせながら、夢中で走るおかしな婆さんの姿をバスの運転手さんは目撃したと思う。
午後3時半に無事に帰宅。
洗濯物を取り込んで、母と一緒にお茶を飲んだ。
楽しかった1日。

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この記事へのコメント
やはり浮草さんの行動力、魅力的です。
ピーターバラカンさんと浮草さんは、
もう何というか、私の指針になっています。
行こうと思ってたのに行かなかったということばかりな自分ですが
気持ちだけは、着いて行きます!
はい、行動力というより母が弱っているので、来年の計画が立てられないというのが、本音です。
でも、行って正解でした。 猪熊さんのテキスタイルを初めてみました。 丸亀の猪熊美術館の所蔵品でしたが、一度も見たことがなかった。和装の着物はちょっと?でしたが、布はとてもモダンで素敵でした。
いつもいつもコメントありがとうございます。